ギリシャ1部リーグでまた暴動、全試合が中止に
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【2月26日 AFP】ギリシャ政府は25日、ライバルチームのサポーター同士が暴力的な争いをしているとして、同国1部リーグのすべての試合を中止した。
スタブロス・コントニス(Stavros Kontonis)副スポーツ相は、アレクシス・ツィプラス(Alexis Tsipras)首相に全試合の中止を命じられた後、「近年のスポーツにおける暴力は受け入れがたく、容認することはできない」とコメントした。
22日、長年のライバルであるパナシナイコス(Panathinaikos)とオリンピアコス(Olympiacos)の試合で、サポーターが暴動を起こした。
その後、24日に行われた両クラブによる会合では、再び首脳陣がもめ事を起こした。
コントニス大臣は、「こういった状況下で、リーグ戦を継続することはできない」と苦言を呈している。
今季3度目となる試合中止は、少なくとも今週末のリーグ戦で適用され、来週政府内で行われる会議で、試合の中止期間を延長するか否かが決定されるという。
電子チケットが普及する中、政府は、問題を起こしたサポーターを確認したり、ファンを管理したりする目的で、防犯カメラを設置したいとしている。