モイーズ監督率いるソシエダ、強敵セビージャとのシーソーゲーム制す
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【2月23日 AFP】14-15スペイン1部リーグは22日、第24節の試合が行われ、レアル・ソシエダ(Real Sociedad)が4-3でセビージャFC(Sevilla FC)を破った。
デビッド・モイーズ(David Moyes)監督が指揮を執るソシエダは、試合時間残り10分を切ったところから2得点を奪って逆転に成功し、本拠地アノエタ・スタジアム(Anoeta Stadium)でのスリリングな試合を制した。
ソシエダは前半16分、イマノル・アギレチェ(Imanol Agirretxe)が先制点を挙げて理想的なスタートを切ったが、昨季のヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2013-14)王者セビージャもティモテ・コロジェチャク(Timothee Kolodziejczak)がゴールを決め、試合を振り出しに戻して前半を終えた。
そして迎えた後半、まずはソシエダが開始直後に、やや幸運な判定で得たPKをシャビエル・プリエト(Xabi Prieto)が決めたが、セビージャもエベル・バネガ(Ever Banega)のFKにチーム得点王のカルロス・バッカ(Carlos Bacca)が頭で合わせ、またしても同点に追いついた。
さらにセビージャはその後、イニゴ・マルティネス(Inigo Martinez)のハンドでPKを得ると、これをケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)が決めて逆転に成功。来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場に向けて、貴重な勝ち点3を引き寄せたかにみえた。
しかしながら、試合はこれで終わりではなかった。――ソシエダはアレハンドロ・アリバス(Alejandro Arribas)のオウンゴールで同点に追いつくと、後半45分にはCKをニアで合わせたプリエトが決勝点を挙げた。
この勝利で、ソシエダは順位を一気に3つ上げ、降格圏とは勝ち点8差の10位に浮上した。
一方、敗れたセビージャは、4位の座を争うライバルのバレンシア(Valencia CF)との勝ち点差が5に広がった。さらに背後には、SDエイバル(SD Eibar)を1-0で下したビジャレアル(Villarreal CF)が同1差に迫っている。(c)AFP/Kieran CANNING