【2月22日 AFP】14-15スペイン1部リーグは21日、第24節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は0-1でマラガ(Malaga CF)に敗れ、優勝に向けて大きな痛手を負った。

 敵地のマラガ戦も0-0のスコアレスドローに終わっているバルセロナは、前半7分にダニエウ・アウベス(Daniel Alves)のミスからフアンミ(Juan Miguel Jimenez Lopez 'Juanmi')に先制点を許すと、その後はマラガの統率のとれた守備を最後まで崩しきれなかった。

 この結果、首位レアル・マドリード(Real Madrid)との勝ち点1差は詰まらず、レアルが22日のエルチェ(Elche CF)戦に勝利すれば、差は4に開く。

 バルセロナのルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は、「こういう試合が多い。事故だと言いたいが、相手が守備を締めて、うちはそこを突破できないというのが定番になりつつある」と嘆いた。

「こういう結果は、相手には相手の特徴があると教えてくれるという点で、いい戒めになる。ある程度は納得のいく敗戦だった」

 今回の敗戦は、バルセロナが公式戦11連勝中と好調で、その間に合計42得点を決めていたことを考えると、なおさら驚きといえる。

 リオネル・メッシ(Lionel Messi)、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)、ルイス・スアレス(Luis Suarez)の豪華3トップも、この試合では完全に沈黙した。

 バルセロナがホームとアウェーの双方で無得点に終わるのは、リーグ戦では07-08シーズンの対ヘタフェ(Getafe CF)以来となる。

 バルセロナのセルヒオ・ブスケッツ(Sergio Busquets)は、「向こうは点を決めて店じまいをした。うちも攻めたけど、ボールをゴールに入れられなかったし、絶好のチャンスも作れなかった」と話した。(c)AFP