ハレプがボズニアツキ下し決勝進出、ドバイ・テニス選手権
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【2月21日 AFP】テニス、ドバイ・テニス選手権(Dubai Duty Free Tennis Championships 2015)は20日、女子シングルス準決勝が行われ、大会第1シードのシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)は2-6、6-1、6-1で第3シードのカロリーネ・ボズニアツキ(Caroline Wozniacki、デンマーク)を退け、決勝進出を果たした。
ドバイ(Dubai)で5度の4強入りを果たし、2011年大会を制しているボズニアツキを相手に、ハレプは、研ぎ澄まされた直感力と力強いプレーで攻勢を強めた。
対する元世界ランク1位のボズニアツキは、強力なグラウンドストロークでハレプのリズムを崩し、最終セットまでレベルの高いラリーを繰り広げた。
しかし、ボズニアツキはハレプの勢いを完全に殺すことができず、自分のテンポを取り戻したハレプは、大観衆が見守る中で勝利を手にした。
ここ一週間は体調不良に苦しめられていたボズニアツキは、長丁場に耐えることができなかったと振り返り、まるで「風船の空気が抜けたようだった」と表現した。
前日の試合でもエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova、ロシア)から辛勝を奪っていたハレプは、この試合でさらに自身を増したようだ。
「開幕直後は少しタフだった。フェドカップ(2015 Fed Cup)明けで、あまり良い調子ではなかったから」
「でもここに来て、2~3日リラックスしながらボールを打っていたら、自分のリズムと試合を取り戻すことができたの」
昨年のカタール・トータル・オープン(Qatar Total Open 2014)で優勝しているハレプは、「今年もまたここ(中東)で決勝に進めたことがうれしい」とコメントした。
ハレプは21日の決勝で、まったく異なったタイプの選手と対戦する。22歳のカロリーナ・プリスコバ(Karolina Pliskova、チェコ)と戦うハレプは、長身から角度のあるサーブを繰り出す危険な新星を攻略しなければならない。(c)AFP/Richard Eaton