■五輪による競技人口増加

 スポーツマーケティングサイト「Sportcal」のカルム・マレー(Calum Murray)論説員は、「とりわけマイナースポーツでは、大きな金が動きます」とすると、五輪の実施競技の中には、放映権料がなければ存続が不可能なものもあると話した。

 しかし、この考え方を否定する声もある。

 世界アーチェリー連盟(World Archery)のトム・ディーレン(Tom Dielen)事務局長は、「2012年のロンドン五輪以降、世界アーチェリー連盟は、控えめに見積もっても25パーセントという、会員の劇的な増加を目の当たりにしました。多くは、五輪によって競技に興味を持ったと話しています」と述べた。

 見ている人をより楽しませ、テレビでも見栄えするよう、競技には新たなルールが導入されているという。

 また、会員数が増加し、マーケティング力が向上したことで、五輪関連の収入に頼る割合が減少したとディーレン事務局長は言う。

 ロンドン五輪では26競技が実施されたが、IOCは通常、28競技を一定の目安にしている。しかし、IOCの改革案は競技数ではなく種目数に焦点を当て、一大会310種目を上限と定めた。