テロリズム専門家のジャンシャルル・ブリサール(Jean-Charles Brisard)氏は、パリとコペンハーゲンの事件には「類似性」があると認めた上で、「だがこれらは、ここ数年にわれわれが見てきたのと同じ基本的な傾向に則している」と指摘している。

 両事件の容疑者らは、「セキュリティー・サービスによって発見されやすくなっている」爆発物ではなく「あまり洗練されていない武器」を使って「価値の高い標的」を狙っており、この種の攻撃は「過去に実行された攻撃に比べてかなり準備が少なくて済む」ため、準備段階で当局が介入することが難しくなっているという。

 だが、ブリサール氏は、「コペンハーゲンの銃撃犯については詳しく分かっていない」として、これら2つの事件を結びつける「近道」に対しては慎重な見方を示した。(c)AFP/Francesco FONTEMAGGI