【2月11日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は10日、15日に開催される第64回NBAオールスターゲーム2015(2015 NBA All-Star game)の欠場が決まったマイアミ・ヒート(Miami Heat)のドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)に代わり、アトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)のカイル・コーバー(Kyle Korver)を選出したと発表した。

 ウェイドがハムストリングの故障による欠場を発表したその日のうちに、NBAのアダム・シルバー(Adam Silver)コミッショナーは、記録破りの正確さでシュートを決めているコーバーを代役に指名した。

 コーバーが指名されたことにより、すでにガードのジェフ・ティアグ(Jeff Teague)、フロントラインのアル・ホーフォード(Al Horford)とポール・ミルサップ(Paul Millsap)が選出されていたホークスからは、歴代最多タイとなる1チーム4人がオールスターに出場する。

 コーバーは今季、フィールドゴール(FG)成功率51.6パーセント、3ポイント成功率52.8パーセント、フリースロー成功率92.0パーセントを記録している。NBAではこれまで、FGと3ポイント50パーセント以上、フリースロー90パーセント以上を同時に達成した選手は一人もいない。

 NBAで12シーズン目を迎えているベテランのコーバーは、43勝10敗でイースタンカンファレンス首位に立つホークスで、1試合平均12.9得点、4.3リバウンドを記録している。

 また、来月34歳になるコーバーは、オールスター初出場の選手としては、過去4番目に年長となる。今回のコーバーよりも上の年齢でオールスターデビューを果たした選手は、1957年のニューヨーク・ニックス(New York Nicks)のナサニエル・クリフトン(Nathaniel Clifton)、2004年のミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のサム・キャセール(Sam Cassell)、2001年のマイアミ・ヒートのアンソニー・メイソン(Anthony Mason)しかいない。(c)AFP