【2月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督が10日、相手選手にひじ打ちを見舞わせたマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)のロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)を処分しなかったとして、イングランドサッカー協会(Football AssociationFA)をダブルスタンダードと批判した。

 チェルシーは11日にエバートン(Everton)戦を控えているが、リバプール(Liverpool FC)のエムレ・カン(Emre Can)を踏みつけたエースストライカーのジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)を出場停止で欠いている。

 そのためモウリーニョ監督は、コスタに科された処分がほかの選手に適用されないことについて、不満をあらわにしている。

 モウリーニョ監督はファン・ペルシーの名前を挙げなかったものの、ウェストハム(West Ham)のジェームズ・トムキンス(James Tomkins)に対して悪質な行為をした選手に処分を科さないとするFAの決定には矛盾があると指摘した。

 アップトン・パーク(Upton Park)で行われた試合を担当したマーク・クラッテンバーグ(Mark Clattenburg)主審は、トムキンスにひじが入ったプレーに対してウェストハムにFKを与えたものの、それ以上の判定を下すことはなかった。

 モウリーニョ監督は、ひじ打ちのジェスチャーを交えながら、「ある選手には処分が科され、ある選手は処分を受けずに済む。私の選手が出場停止になったことについて忘れるためには、もう少し時間が必要だ」と語った。

「そのことについて応対するには時間が必要だ。私には今週末、考えなくてはならないことがたくさんある」

「私の選手を処分した方々は、別の選手を処分したくはなかったようだ。その選手は今週末の試合で出場停止になる可能性があった。しかし、彼はそうはならなかった」

「ある選手は、ある選手の顔に(ひじ打ちのジェスチャーをしながら)こういう行為を行ったが、何も起きなかった。私の選手がそうすれば、どうなるかは分かっている」

 モウリーニョ監督はまた、昨季のサンダーランド(Sunderland AFC)戦でセバスティアン・ラーション(Sebastian Larsson)をたたいたラミレス(Ramires Santos do Nascimento)が4試合の出場停止処分を受けた際にも、ノリッジ・シティ(Norwich City)戦で問題を起こしたマンチェスター・シティ(Manchester City)のヤヤ・トゥーレ(Yaya Toure)には処分が科されなかったことについても言及している。

「昨季、ラミレスが出場停止になったときも同じようなことがあった。マンチェスター・シティのヤヤ・トゥーレは、ノリッジの選手に対して暴力行為をはたらいたが、処分されなかった」

 そしてモウリーニョ監督は、クリスタルパレス(Crystal Palace)のジェームズ・マッカーサー(James McArthur)と小競り合いを起こしたレスター・シティ(Leicester City)のナイジェル・ピアソン(Nigel Pearson)監督について質問が及ぶと、コメントを拒否した。

「ノーコメントだ。分かっているだろう。ナイジェルについては何も思わない。私は自分自身のことだけを考えている」

(c)AFP