【2月9日 AFP】女子テニス、国別対抗戦のフェドカップ(2015 Fed Cup)は8日、ワールドグループ1部1回戦が各地で行われ、ドイツは4勝1敗でオーストラリアに勝利し、準決勝進出を決めた。

 前回大会(2014 Fed Cup)のファイナリストであるドイツは、4月18日から2日間の日程で予定されている準決勝で、ロシアと対戦することになる。

 第3試合に出場したドイツのアンゲリク・ケルバー(Angelique Kerber)は、わずか1時間27分の間に6-2、6-4でオーストラリアのサマンサ・ストーサー(Samantha Stosur)に快勝。前日の試合でジャーミラ・ガイドソバ(Jarmila Gajdosova)にまさかの黒星を喫した世界ランク10位は、調子を取り戻したようだった。

 しかし、この日も4000人の観客を沸かせたのはアンドレア・ペトコビッチ(Andrea Petkovic)。約24時間前、3時間13分に及んだ6-4、3-6、12-10のフルセットでストーサーを破っていたペトコビッチは、またもや6-3、3-6、8-6で激闘の末にガイドソバを下し、ドイツを4強入りに導いた。

 独シュツットガルト(Stuttgart)のポルシェ・アリーナ(Porsche Arena)で疲れ切った表情をみせたペトコビッチは、「昨日からの疲れが残っていましたが、1ポイントずつ地道に重ねていきました」と試合を振り返ると、「シャンパンが飲みたい。でもこの際、ビールでもオーケーよ」とおどけた。

「ファンと喜びを分かち合いたいわ。会場の雰囲気が最高だった」

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