【2月6日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部で最下位に沈み、1972年以来となる降格の危機にさらされているボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)だが、チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、辞任の可能性を改めて否定している。

 ドルトムントは4日のFCアウクスブルク(FC Augsburg)戦で相手が残り20分以上を10人で戦ったにもかかわらず0-1の敗戦に終わり、今季リーグ戦11敗目を喫した。

 試合終了のホイッスルが吹かれると、2012-13シーズンに欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)の決勝へ進出したチームは、本拠地のファンからやじを浴びた。しかしクロップ監督は、クラブとの契約が切れる2018年6月まではドルトムントを去る考えはないと話している。

 2008年からドルトムントで指揮官を務める47歳は、「辞める可能性はない」と明言した。

「まだ新年の2試合が終わっただけで、タンクがすっからかんになったわけではない。辞任の考えは現時点で頭にないし、それゆえ私の問題ではない」

 クロップ監督は2010-11シーズンからリーグ2連覇を達成、その後の2シーズンも連続2位と、過去4シーズンで実績を築いており、ドルトムントのハンス・ヨアヒム・ヴェツケ(Hans-Joachim Watzke)最高経営責任者(CEO)からも首を保証されている。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2014-15)にも勝ち残っているドルトムントは、イタリア王者ユベントス(Juventus)との決勝トーナメント1回戦第1戦を待ち受ける中、リーグ戦では最下位脱出を目指す。

 是が非でも勝ち点3がほしいドルトムントは7日、同じく残留争いの渦中にあるSCフライブルク(SC Freiburg)と敵地で対戦する。

 ところが監督によれば、MFのケヴィン・グロスクロイツ(Kevin Grosskreutz)が太ももの筋肉を断裂して6週間の離脱が決まり、イルカイ・ギュンドアン(Ilkay Gundogan)、エリック・ドゥルム(Erik Durm)、ルカシュ・ピズチェク(Lukasz Piszczek)とともに故障者の仲間入りをしている。