【1月30日 AFP】ヨルダン軍は30日、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」が殺害すると脅迫しているヨルダン軍パイロットの生存の証拠を今もなお待っていると述べた。

 イスラム国は、29日の日没までに、同組織が人質に取っている日本人ジャーナリストの後藤健二(Kenji Goto)さんと引き換えにヨルダンに収監されているサジダ・リシャウィ(Sajida al-Rishawi)死刑囚を釈放しなければ、ヨルダン軍の戦闘機パイロット、モアズ・カサスベ(Maaz al-Kassasbeh)さんを殺害すると脅迫していた。

 ヨルダン側は、リシャウィ死刑囚の釈放の条件として、カサスベさんが現在も生きている証拠の提示をイスラム国に求めている。(c)AFP