【1月31日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)女子シングルス決勝の顔合わせは、セレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)とマリア・シャラポワ(Maria Sharapova、ロシア)に決まった。

 シャラポワは、約10年続くセレーナ戦のジンクスを必死に破ろうとしている。

 セレーナは、同じ米国出身でノーシードから勝ち上がってきた19歳のマディソン・キーズ(Madison Keys)を退け、6年連続の決勝に進出。シャラポワは大会第10シードのエカテリーナ・マカロワ(Ekaterina Makarova)との同国対決を制し、勝ち上がりを決めた。

 この結果、セレーナが18回、シャラポワが5回と2人合わせて23回の四大大会(グランドスラム)制覇を誇る現代テニス最高の選手による、激しいライバル争いが再開することになった。

 統計上は、シャラポワとの戦績を16勝2敗としている33歳のセレーナに軍配上がっている。シャラポワはこの10年間、この対戦で白星を一つも手にすることができていない。

 決勝に進出したことで世界ランキング1位の座を守ったセレーナは、「興奮している。彼女との試合は好き。楽しみにしている」とコメントした。

 決勝で勝利すれば、セレーナはクリス・エバート(Chris Evert)氏とマルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)氏を抜いてグランドスラム通算19勝目となり、シュテフィ・グラフ(Steffi Graf)氏が記録したオープン化以降最多の通算22勝も射程圏内となる。

 セレーナは全豪オープンの決勝に進出した5回のすべてで勝利をあげており、2007年大会ではシャラポワを下している。