【1月29日 AFP】バルト3国リトアニア(Lithuania)の国防省は28日、ウクライナ危機を受け、全国の学校に「戦時サバイバル・マニュアル」の配布を開始した。

 全98ページのマニュアルは、地下シェルターを設置することや、人質となった際の対処法、交戦地帯から脱出する方法など、緊急時や戦時における実践的なアドバイスを紹介している。「避難し損ねた場合は、銃を手に入れなさい。無法者から身を守る助けになるでしょう」などと助言している。

 マニュアルはロシアに直接言及してはいないが、ユオザス・オレカス(Juozas Olekas)国防相はAFPの取材に対し、ロシア政府がウクライナ東部の分離独立派を支援していることへの懸念から作成されたものだと説明している。(c)AFP