【1月26日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)は26日、女子シングルス4回戦が行われ、前回準優勝で大会第11シードのドミニカ・チブルコバ(Dominika Cibulkova、スロバキア)は6-2、3-6、6-3で元女王ビクトリア・アザレンカ(Victoria Azarenka、ベラルーシ)を下し、ベスト8に駒を進めた。

 チブルコバは次戦で、第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)と第24シードのガルビネ・ムグルサ(Garbine Muguruza、スペイン)の勝者と対戦する。

 昨年大会では決勝で李娜(Na Li、リー・ナ、中国)に敗れ、惜しくも優勝を逃した25歳のチブルコバは、過去9度の直接対決で7敗しているアザレンカに苦手意識を持っていた。

 それでもチブルコバは、そういった感情を表に出さずアザレンカ戦に臨むと、最も得意とする全豪オープンで、再び勢いを取り戻した。

「コートに入った瞬間、すべての思い出がよみがえってきた。そして自分に言い聞かせたの。『私は最高の選手。きっとできる。自分を信じて』ってね」

 チブルコバは昨年の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2014)以降、四大大会(グランドスラム)で結果を残せず、トップ20圏外に陥落する時期もあった。

 今大会にノーシードとして臨んだ元世界ランク1位のアザレンカは、ダブルフォールトで第1セットを落とすと、すぐさま戦術を切り替えて第2セットを取り返した。

 第7ゲームまで一進一退の攻防が続いていた最終セットだが、チブルコバが決定的なブレークを奪って勢いに乗ると、グランドスラム初優勝に向けて大きく前進した。(c)AFP