■厳戒態勢のパリ

 パリでは一連の事件後、警備強化のため警察官や兵士らが数千人規模で配置されている。またフランスだけでなくベルギーやドイツでも、数十人のイスラム過激派が逮捕された。

 欧州には、イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic StateIS)」や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系団体に所属して戦闘に加わるため、イラクやシリア、イエメンに渡った急進的な若者らが数千人単位でいるとされ、そのうちの一部が自国に戻って攻撃を開始する可能性があるとの懸念も広がっている。

 16日にはベルギーで、重武装したイスラム過激派の男らが警察官と銃撃戦となり、容疑者2人が死亡、1人が負傷する事件が発生し、この懸念は改めて強まっている。英国でも、警察官の防護策を強化する特別措置の適用を検討している。

 パリのファッションウィークは、ロンドン(London)とイタリア・ミラノ(Milan)でのファッションウィークに続いて開催され、欧州のファッションカレンダーの中でもクライマックスと位置づけられており、有名人も多数来場する。昨年はリヴ・タイラー(Liv Tyler)やマリオン・コティヤール(Marion Cotillard)といった女優陣に加え、タレントのキム・カーダシアン(Kim Kardashian)と夫でラップ歌手のカニエ・ウェスト(Kanye West)も登場して注目を集めた。