長谷部、次期日本代表主将に香川の名挙げる
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【1月22日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)に出場する日本代表で、今なお本来のプレーを取り戻せずに苦労している香川真司(Shinji Kagawa)だが、主将を務める長谷部誠(Makoto Hasebe)は、香川が将来の主将にふさわしい資質を持っていると確信している。
香川は20日のヨルダン戦で、昨年6月以来となる代表戦でのゴールを決め、チームの2-0の勝利に貢献した。とはいえ、長谷部がキャプテンマークを引き継ぐ相手に香川の名前を挙げたのは、少し驚きと言える。
しかし長谷部は、チームが準々決勝のUAE戦に向けて準備を進めるなかで、香川について「技術、質に関しては選手として疑いようがない。後はメンタル」と話した。
難しい1年を過ごした香川が、もやもやを振り払おうと奮闘しているなかで、チームは本田圭佑(Keisuke Honda)を中心に、W杯ブラジル大会(2014 World Cup)の挫折から立ち直りつつあるように見える。
ACミラン(AC Milan)に所属し、グループリーグ全3試合で得点を決めている本田は、赤ん坊をあやしたり、ファンとの写真撮影に応じたりして、その姿はまるで選挙戦に臨む議員のよう。主将候補としては、そんな本田の方が自然なように見える。そのほかには、DF吉田麻也(Maya Yoshida)も次期主将の候補に挙がる。
しかし、ヨルダン戦で主将としての56試合目に出場して歴代最多記録を更新した長谷部は、「(香川が)チームを引っ張っていくくらい成長できれば、日本にとってもプラス」と強調した。
マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)ではポジションの確保に失敗し、W杯でもまったく印象を残せず。さらに復帰したボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でも復調のきっかけをほとんどつかめず、香川はもう長い間、本来の姿を見せることができていない。
それだけに、ヨルダン戦での半年以上ぶりの代表戦得点は、本人、さらにはチームメートを大いに安心させた。
アジアカップでもレフェリングに疑問を呈して罰金を科されるなど、思ったことをそのまま口にする本田に対し、香川はどちらかと言えば寡黙な選手といえる。
それでも長谷部は、将来の主将に香川を推し、「やれると思います。立場は人を作る。そういう立場になって変われる部分はあると思う」と話した。(c)AFP