【1月21日 AFP】(記事更新)第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は20日、グループDの試合が行われ、大会連覇を目指す日本は本田圭佑(Keisuke Honda)と香川真司(Shinji Kagawa)が得点を記録し、ヨルダンを2-0で退け、グループ首位で準々決勝に進出した。

 日本は開始早々の前半10分、乾貴士(Takashi Inui)が強烈なボレーシュートでネットを揺らしたが、クロスが上がる前にボールがラインを割っていたとして、ゴールは認められなかった。

 それでも前半24分、岡崎慎司(Shinji Okazaki)の放ったシュートはヨルダンのGKアメル・シャフィ(Amer Shafi)にセーブされたものの、こぼれ球に反応した本田圭佑(Keisuke Honda)が今大会3得点目となるゴールを決めて先制した。

 そして迎えた後半37分、日本は香川が至近距離から追加点を奪い、グループリーグ3連勝を飾った。この結果、日本は準々決勝でアラブ首長国連邦(UAE)と対戦することになり、ヨルダンはグループリーグ敗退が決まった。

 全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2015)に出場中の錦織圭(Kei Nishikori)ら2万5000人の観衆の前で、日本は本田が試合のリズムを司った。

 先制点の後には、鋭いCKから森重真人(Masato Morishige)のヘディングシュートを演出。後半13分には、不可解なオフサイドで無効になったものの得点に近づき、試合終了間際には強烈なシュートがポストをたたくなど、精力的なプレーを見せた。

 そのほかには、主将としての代表戦56試合目に臨んだ長谷部誠(Makoto Hasebe)が中盤に君臨。ボールをコンスタントに散らし、サイドでフリーの長友佑都(Yuto Nagatomo)や本田の攻め上がりを促した。

 前回大会で、オーストラリアに競り勝って史上最多4度目のアジアカップ戴冠を果たしている日本は、初戦のパレスチナ戦に4-0で快勝し、続くイラク戦にも1-0で勝利している。現時点では、絶対的ではないものの、優勝候補の筆頭と言える。(c)AFP