【1月21日 AFP】(記事更新)第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は20日、グループDの試合が行われ、イラクが2-0でパレスチナに勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 パレスチナが気持ちの入ったプレーを見せるなかで、イラクはチームが優勝した2007年大会の英雄、ユニス・マフムード(Younis Mahmoud)が再び舞台の中央を飾った。

 サウジアラビアに1-0で勝利した8年前の決勝で得点を記録し、チームを優勝に導いているマフムードは、後半3分に打点の高いヘディングシュートでチームに先制点をもたらした。

 1年間所属クラブがないマフムードはその後、PKを外して試合勘が鈍っていることを露呈したが、イラクは終盤にアハメド・ヤシーン(Ahmed Yaseen)が追加点を記録し、勝利を確実にした。

 大会初出場のパレスチナを下したイラクは、23日にキャンベラ(Canberra)で行われる準々決勝で、因縁のライバルであるイランと対戦する。

 前半は激しい肉弾戦となり、サード・アブドゥラミール(Saad Abdulamaeer)が鼻血を出したほか、危険なタックルがいくつか見られた。そのなかでイラクは、ボール保持で圧倒しながらもパレスチナの堅い守備を攻略し切れなかった。

 カウンターから一気に攻め上がり、左SBのドゥルガーム・イスマイル(Dhurgham Ismael)がペナルティーエリア内でシュートを放った場面は前半最大のチャンスだったが、シュートは枠をとらえきれなかった。

 それでも後半に入ると試合は活性化し、マフムードがまずは2分に惜しい場面を作ると、その直後に均衡を破った。CKからマフムードのヘディングシュートが決まった瞬間、声援を送る多くのイラクファンも沸き返った。

 しかしイラクはその後、リードをふいにしかけ、DFのバックパスをアシュラフ・ヌーマン(Ashraf Nu'man)にさらわれたが、シュートはGKジャラル・ハッサン(Jalal Hassan)のほぼ正面を突いた。

 さらに後半13分には、ジャスティン・メラム(Justin Meram)が倒されてPKを獲得したが、マフムードの力のないキックは相手GKに阻まれた。

 それでも最後は試合終了2分前、9番を背負うヤシーンの低いシュートが決まって勝利を決定づけ、イラクは白熱した試合を制している。(c)AFP