【1月20日 AFP】アフリカネイションズカップ2015(2015 The Africa Cup of Nations)は19日、グループCの試合が行われ、優勝候補のアルジェリアが3-1で南アフリカを下した。

 見事な逆転勝利を収めたアルジェリアは、同日に行われた試合でガーナに2-1で勝利したセネガルを得失点差で抑え、アフリカの強豪国がそろったグループCの首位に立っている。

 国際サッカー連盟(FIFA)の世界ランキングでアフリカ勢トップに立っているアルジェリアは、南アフリカのサソ・パラ(Thuso Phala)に先制を許したが、相手のオウンゴールで同点に追いついたあと、ファウジ・グラム(Faouzi Ghoulam)とイスラム・スリマニ(Islam Slimani)のゴールで勝利を収めた。

 アルジェリアが延長戦でドイツに敗れたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)決勝トーナメント1回戦と同じ先発メンバーで試合に臨んだのに対し、南アフリカは長身のエリック・マソホ(Erick Mathoho)を出場停止で欠き、センターバックにはリバウド・コートジー(Rivaldo Coetzee)とスラニ・ラシュワヨ(Thulani Hlatshwayo)を起用した。

 南アフリカは後半6分、イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のボーンマス(AFC Bournemouth)でプレーするトケロ・ランティ(Tokelo Rantie)のヒールパスを受けたパラが至近距離からゴールを決めて先制すると、その直後にはPKを獲得したが、これはランティが外した。

 するとアルジェリアは後半22分、南アフリカのラシュワヨのオウンゴールで同点に追いつくと、同27分にはグラムの得点で逆転に成功した。

 そして迎えた後半38分、アルジェリアはスリマニの放ったシュートが南アフリカのGKダレン・キート(Darren Keet)の体をすり抜けてネットを揺らし、試合を決定づけた。(c)AFP