【1月16日 AFP】日本サッカー協会(JFA)は15日、八百長疑惑が持ち上がっているハビエル・アギーレ(Javier Aguirre)代表監督について、アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)終了までは対応を見送ると発表した。

 アギーレ監督は、スペインのレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)を率いた2011年に、八百長に関与した疑いがかけられている。アギーレ監督は疑惑を一貫して否定しているが、スペインでは14日、複数のメディアがアギーレ監督ほか数十人についての告発状を裁判所が受理したと報じた。

 報道が事実であれば、今後捜査が開始され、アギーレ監督は年内にもバレンシア(Valencia)の裁判所へ出頭を命じられる可能性が高い。報道によれば、有罪が確定した場合は最大で4年の禁錮刑が科される可能性があるという。

 連覇を目指すアジアカップの最中に指揮官をめぐる状況がさらに厳しくなったことで、代表チームにも動揺が走る恐れがあり、JFAは非常に難しい立場に追い込まれている。

 アギーレ監督解任論が強まるなかで、JFAは15日、大仁邦弥(Kuniya Daini)会長が記者会見を行い、告発状受理の報道を「重く受け止めている」とコメントした。

 しかし大仁会長は、「今はアジアカップの最中なので、何かをするのは難しい。連覇を目指すため集中して戦うことを最優先としたい」と話し、代表をアジアカップの戦いに専念させたい考えを示した。

 それでも協会は、この件でチームが分裂し、6月に控えるW杯ロシア大会(2018 World Cup)アジア予選にまで影響することは絶対に避けたいと考えており、大仁会長も「アジアカップ後に、協会としての考え、対応を説明する」と述べた。

 アギーレ監督は、2002年のW杯日韓大会と2010年南アフリカ大会(2010 World Cup)でメキシコ代表をグループリーグ突破に導き、2014年にW杯ブラジル大会(2014 World Cup)終了後に退任したアルベルト・ザッケローニ(Alberto Zaccheroni)監督の後任として、代表指揮官に就任した。

 アギーレ監督については、代表指揮官としての能力にも疑問が持ち上がっており、今回の一件にかかわらず、チームの状態が良くなければ早めに解任すべきだとの声も出ている。(c)AFP