【1月16日 AFP】第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)は15日、グループCの試合が行われ、イランが1-0でカタールに勝利し、準々決勝進出を決めた。

 前半までカタールは強固な守備で相手を寄せ付けなかったが、大会通算3度の優勝を誇るイランは、サルダル・アズムン(Sardar Azmoun)が素晴らしいボールコントロールからゴールを決め、これが決勝点となった。

 20歳のアズムンは後半7分、アシュカン・デヤガ(Ashkan Dejagah)からのパスをペナルティーエリア内で受けると、トラップと同時にカタールのDFアブドゥルカリム・ハサン(Abdelkarim Hassan)をかわし、最後はゴール左下にシュートを決めた。

 しかし、アズムンの喜びは束の間に終わった。その直後に足を痛めたアズムンは、カタールが後半15分に母国で「カタールのマラドーナ」と呼ばれるハルファン・イブラヒム(Khalfan Ibrahim)を投入する際に担架で運び出されると、そのまま交代を余儀なくされた。

 カタールはその後、反撃に転じたものの流れを変えるまでにはいたらず、カルロス・ケイロス(Carlos Queiroz)監督の下で39年ぶりの優勝を目指すイランが、6大会連続となるベスト8入りを果たした。

 昨年11月に開催されたガルフカップ(Gulf Cup)で優勝したカタールだったが、これでグループ2連敗を喫し、同日に行われた試合でアラブ首長国連邦(UAE)に1-2で敗れたバーレーンとともに敗退が決まった。(c)AFP