【1月12日 AFP】モザンビーク北西部テテ(Tete)州で、「フォンベ」と呼ばれる伝統酒を飲み中毒症状を起こしたとみられる少なくとも56人が死亡した。州政府が11日、明らかにした。死者には2歳の幼児も含まれていた。

 モザンビーク紙ベルダーデ(Verdade)によると、犠牲者らはみな9日に営まれた葬儀に参列していた人々で、アワを原料とするこの伝統酒を葬儀で口にしたとみられる。

 州保健当局の局長がラジオ・モザンビーク(Radio Mocambique)に対し語ったところによると、同種の酒による中毒症状で11日現在も39人が病院で治療を受けている。フォンベが汚染されていた原因は不明だが、醸造した女性やその家族数人も死亡しているという。(c)AFP