【4月28日 Relaxnews】もし、あなたのお子さんが急に除菌ハンドジェルを集めだしたら、要注意かもしれない。

 米ロサンゼルス(Los Angeles)の各メディアは、10代の若者たちが、濃厚なジェル状の物質を飲んで救急車で搬送されていると報じている。

 若者たちは、入浴剤のバスソルトを用いて、エチルアルコールを62%含む除菌ハンドジェルからアルコール成分を分離し、即席アルコール飲料を作っているのだ。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)によると、ロサンゼルスでは過去2~3か月に10代の若者6人がアルコール中毒で病院で治療を受けた。

 ハンドジェル・アルコール飲料の流行に、保健当局は疑わしい例がないかどうか、若者たちの周囲の大人たちに注意を促している。

 身近な製品で即席アルコール飲料を作ることが若者の間で流行ったのは、これが初めてではない。店頭で購入できる製品では、これまでにマウスウォッシュ、せき止めシロップ、バニラエッセンスなどがアルコール飲料の材料に用いられている。

 不安に思う親たちに向けて、専門家らはジェルタイプの除菌剤は泡タイプのものに置き換えるよう勧めている。(c)Relaxnews/AFPBB News