【1月12日 AFP】14-15イタリア・セリエAは11日、第18節の試合が行われ、ASローマ(AS Roma)とラツィオ(SS Lazio)のローマダービーは2-2の引き分けに終わった。

 ラツィオのステファノ・マウリ(Stefano Mauri)とフェリペ・アンデルソン(Felipe Anderson)に得点を許し、前半で2点のビハインドを背負ったローマだったが、後半に入ると主将のフランチェスコ・トッティ(Francesco Totti)が2得点を記録し、試合を引き分けに持ち込んだ。

 首位と勝ち点1差で141回目のダービーを迎えたローマだったが、ユベントスが同日に行われた試合で好調ナポリ(SSC Napoli)に3-1で勝利したため、その差は3に広がっている。

 ローマのルディ・ガルシア(Rudi Garcia)監督は試合後、伊スカイ・スポーツ(Sky Sport Italia)に対し、「試合前から言っているが、トッティは天才だ。この試合は彼にとってゲームみたいなものだ」とコメントしている。

「われわれは2点差を挽回した。これは決して簡単なことではない」

 トッティは後半3分に絶好の角度からゴールを決めると、同19分にはこの試合2得点目を挙げた。

 38歳のトッティはこれでセリエA通算ゴール数を239得点に伸ばし、シルヴィオ・ピオラ(Silvio Piola)氏が持つリーグ歴代最多記録の274得点まであと35得点としている。

 ローマでキャリア22年目を迎えているトッティは得点を挙げた直後、コーチから借りた携帯電話で「自撮り」し、自分の得点を祝っていた。

 ローマダービー最多となる通算11得点目を記録したトッティは、伊スカイ・スポーツに対し、「そのことは今週ずっと考えていた。11得点目は忘れられない瞬間になった」と語っている。(c)AFP