【1月10日 AFP】インドで日本人の女性旅行者(22)が1か月近くにわたり監禁され、集団性的暴行を受けた事件で警察は9日、逮捕された容疑者6人を被害女性に見せる面通しを実施した。

 面通しはインド第3の都市である西ベンガル(West Bengal)州の州都コルカタ(Kolkata)にある拘置所で厳戒態勢の中、行われた。検察官はAFPに対し、被害女性に「拘置所へ来てもらい、容疑者の特定を依頼した」と述べた。

 面通しの結果についてはすぐには明らかにされなかったが、コルカタの治安判事は、容疑者6人全員を今月16日まで勾留延長とした。警察は先に、日本への被害女性の帰国は面通しの後になると発表していた。

 事件は、被害女性が昨年11月20日にコルカタに到着した直後に発生。警察によると、女性と知り合いになった容疑者らは、女性に約1200ドル(約14万円)の現金を引き出させた後、一緒に西ベンガル州に隣接するビハール(Bihar)州の仏教聖地ブッダガヤ(Bodh Gaya)を訪れ、兄弟2人に女性を引き渡した。兄弟はその後、女性を1か月近くにわたり地下室に監禁し、繰り返し性的暴行を加えたとされる。女性は12月下旬に脱出に成功した。(c)AFP