【1月8日 AFP】仏司法当局者は8日、パリ(Paris)で起きた風刺週刊紙シャルリー・エブド(Charlie Hebdo)本社襲撃事件で、逃走中の容疑者兄弟2人と親しかった7人の身柄を拘束し、取り調べを行っていることを明らかにした。

 匿名を条件に取材に応じた情報筋は、警察当局がサイド・クアシ(Said Kouachi)容疑者(34)と弟のシェリフ・クアシ(Cherif Kouachi)容疑者(32)と親しかった男女7人の取り調べを行っていると述べたが、7人が拘束されている場所については明らかにしなった。

 マニュエル・バルス(Manuel Valls)首相は仏RTLラジオに対し、2容疑者は以前から情報当局に把握されており、7日の事件前から当局の監視下にあったはずだと語った。2容疑者はパリ生まれで、シェリフ・クアシ容疑者はイラクに戦闘員を送り込むネットワークに関与していたとして2008年に実刑判決を受けていた。

 武装した男2人がシャルリー・エブド本社を襲撃した7日の事件では、記者や警察官2人を含む少なくとも12人が死亡した。容疑者は車に乗って現場から逃走した。(c)AFP