イエメン首都で自動車爆弾が爆発、死者30人以上
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【1月7日 AFP】(一部更新)イエメンの首都サヌア(Sanaa)の警察学校前で7日、自動車爆弾が爆発し、少なくとも31人が死亡、数十人が負傷した。国営サバ(Saba)通信が伝えた。
内務省当局者は、サバ通信に対し、募集に集まった将来の警察官を標的にした「テロリストによる爆弾攻撃」があったと説明し、少なくとも31人が死亡し、数十人が負傷したと述べた。
サヌア州のアブドルカデル・ヒラル(Abdulqader Hilal)州知事がサバ通信に述べたところによると、攻撃のあった警察学校では入学申し込みのために人々が列を作っていた。
サヌアでは、5日にも爆弾の爆発でイスラム教シーア派(Shiite)武装組織の戦闘員6人が負傷している。また4日には、シーア派住民が多数を占めるダマール(Dhamar)で爆弾が爆発し、記者を含む4人が死亡した。
イエメンでは、長期間政権の座にあったアリ・アブドラ・サレハ(Ali Abdullah Saleh)大統領が2012年に民衆蜂起によって退陣して以降、「フーシ(Huthis)」と呼ばれるシーア派民兵組織や国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)などが権力の空白を埋めようと活動を活発化させ、政情不安が続いている。(c)AFP