【1月5日 AFP】14NFLは4日、ワイルドカードによるプレーオフ1回戦が行われ、ダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)とインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)がカンファレンス準決勝に進出した。

 カウボーイズは、QBトニー・ロモ(Tony Romo)が試合時間残り2分32秒でテランス・ウィリアムス(Terrance Williams)にタッチダウンパスを通して逆転し、24-20で勝利を飾った。

 第3クオーターに7-20とリードを許したカウボイーズだったが、その後ロモが3連続得点を演出してチームを逆転勝利に導いた。

 カウボーイズは、決勝のタッチダウンを前に起きた物議を醸す判定に助けられた。

 ライオンズは、QBマシュー・スタッフォード(Matthew Stafford)のパスがアンソニー・ヒッチンズ(Anthony Hitchens)の背中に当たり、一度はパス・インターフェアランスと判定されたが、これが覆り、試合時間残り8分10秒でパントをせざるを得なくなった。

 すると、このパントが失敗に終わり、カウボーイズが大きなチャンスを手にすると、フォースダウンに追い込まれる中でロモがジェイソン・ウィッテン(Jason Witten)に21ヤードのパスを通して攻撃権を維持し、決勝点を決めた。

 勝利したカウボーイズは、グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)とナショナル・カンファレンス(NFC)準決勝で対戦する。また、3日の試合で勝利したカロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)は、昨季王者のシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)と相まみえる。

 一方のアメリカン・カンファレンス(AFC)では、QBアンドリュー・ラック(Andrew Luck)率いるコルツが、負傷者を抱えるシンシナティ・ベンガルズ(Cincinnati Bengals)から26-10と完勝を収めた。

 この試合では劇的な展開はなく、コルツは終始主導権を握った。

 コルツでは、アダム・ヴィナティエリ(Adam Vinatieri)が4本のフィールドゴールすべてを決め、ダン・ヘロン(Dan Herron)がランでタッチダウンを1つ決めて、合計141ヤードを獲得し、TY・ヒルトン(T.Y. Hilton)は6度のレシーブで103ヤードを記録した。

 ベンガルズのQBアンディ・ダルトン(Andy Dalton)は、WRのAJ・グリーン(AJ Green)とTEのジャーメイン・グリシャム(Jermaine Gresham)という2人のターゲットを負傷で欠く中、35本中18本のパス成功にとどまり、獲得ヤード数は155にとどまった。

 また、ベンガルズのマービン・ルイス(Marvin Lewis)HCはチームを率い6度目のポストシーズンを迎えたが、戦績は0勝6敗となった。

 コルツは次週、昨季に続いて第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)への出場を目指すデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)とのカンファレンス準決勝を戦う。もう一つの準決勝では、AFC第1シードのニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)がボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)を迎え撃つ。(c)AFP