【1月4日 AFP】14NFLは3日、ワイルドカードによるプレーオフ1回戦でポストシーズンが開幕し、カロライナ・パンサーズ(Carolina Panthers)とボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)が初戦を突破した。

 パンサーズは、QBキャム・ニュートン(Cam Newton)の2本のタッチダウンパスと守備陣の見事な奮闘により、27-16でアリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)を下した。パンサーズはナショナル・カンファレンス(NFC)準決勝に進出し、敗れたカーディナルスは、今ポストシーズン最初の試合で、2月1日に本拠地で行われる第49回スーパーボウル(Super Bowl XLIX)出場の望みを絶たれた。

 パンサーズは、前半を終えて13-14と追いかける展開だったものの、第3クオーターにニュートンが2本のタッチダウンパスを成功させて逆転した。一方の守備陣は後半のカーディナルスの攻撃を12ヤード、2つのファーストダウン更新にとどめてリードを守り切った。

 パンサーズの次戦の対戦相手は、4日に行われるデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)とダラス・カウボーイズ(Dallas Cowboys)の試合後に決定する。準決勝では王者シアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)とグリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)が待ち受けている。

 一方、アメリカン・カンファレンス(AFC)では最終週でプレーオフ進出を決めたレイヴンズが、敵地ながら30-17でピッツバーグ・スティーラーズ(Pittsburgh Steelers)を下した。

 レイヴンズはスティーラーズのQBベン・ロスリスバーガー(Ben Roethlisberger)を5度サックすると、第4クオーターには2度のインターセプトを記録した。

 レイヴンズのQBジョー・フラッコ(Joe Flacco)は、試合時間8分を切ったところでクロケット・ギルモア(Crockett Gillmore)にタッチダウンパスを通して30-15とリードを広げるなど、2本のタッチダウンパスを成功させた。

 直後のドライブでスティーラーズはタッチダウンを決めたかに思われたが、ホールディングの反則でこれが取り消され、最後はロスリスバーガーのパスがエンドゾーンで相手に渡り万策尽きた。

 スティーラーズはホームのプレーオフでは4連勝を挙げていたものの、最終週で負傷したRBレベオン・ベル(LeVeon Bell)を欠いてランでの攻撃が事実上なかった。

 レイヴンズは次週、再び敵地での一戦となるニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)戦に臨む。(c)AFP