【1月5日 AFP】テニス男女混合国別対抗戦、第27回ホップマンカップ(Hopman Cup XXVII)は4日、オーストラリアのパース(Perth)で初日が行われ、チェコは2-1でカナダに勝利した。

 決め手になったのは女子シングルス。ベテランのルーシー・サファロバ(Lucie Safarova、チェコ)が6-0、6-4でユージェニー・ブシャール(Eugenie Bouchard、カナダ)を下した。

 来月28歳の誕生日を迎えるサファロバは、昨季の四大大会(グランドスラム)のうち3大会で4回戦進出を果たすと、ウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)では4強入りを経験。昨年9月に自己最高の世界ランク14位に到達した。

 抜け目のない形で新シーズンをスタートさせたサファロバは、カナダの新星をストレートで退け、今後の大会にはずみをつけた。

 20歳のブシャールは、昨季のウィンブルドンで決勝進出を果たすなど躍進し、ホップマンカップのカナダ代表に選出された。

 しかし、世界ランク7位のブシャールは同16位のサファロバを前に、わずか1時間8分でコートを去る結果となった。

 最初の3ポイントを先取し、第1ゲームで40-0とサファロバをリードしたブシャールだが、その後は一方的な試合展開となり、サファロバが8ゲームを連取した。

 サファロバが安定感のあるフォアハンドでウイナーを積み重ねる中、ブシャールはアンフォーストエラーと自身のサービスゲームに苦しめられた。

 第2セットでサファロバをブレークし、3-5と詰め寄ったブシャールだが、すぐさまブレークバックを許して、最後はあっけなく敗北を喫した。(c)AFP