【1月3日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が2日、自身のキャリアを通じて所属していた同クラブから今季終了後に退団し、海外クラブへ移籍すると発表した。

 34歳のジェラードは、12年間リバプールの主将を務めて多くのトロフィーを獲得してきたが、プレミアリーグでのタイトルは手にすることはできず、14年間プレーしたイングランド代表では多くの失意を経験している。

 退団は「人生で一番厳しいもの」だったと語ったジェラードだが、自身のサッカー人生を英国の外で続けていくと明かした。

 ジェラードは、「現時点ではどこになるかは分からないが、プレーを続けていく。言えることは、競合するチームで、つまりリバプールの対戦相手となるチームでプレーしないということ。考えられないことだ」と語った。

 その後ジェラードは、日長言葉をかけてくれたファンや選手たちに対してインスタグラム(Instagram)で、「感傷的な日だ。まだ続いていきそうだね。応援の声と優しい言葉に謙虚になるとともに、うれしくなる。ありがとう。リバプール・フットボール・クラブは、これまでも、これからも僕の人生だ。もう次の試合に集中する時間だ。今シーズンのプレーはまだまだたっぷりある」と投稿した。

 ここ数か月でジェラードが退団するという憶測が飛び交っており、米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)への移籍がうわさされている。

 一方でジェラードは、将来再び本拠地アンフィールド(Anfield)へ帰還したいという思いを明かし、「再びリバプールに戻って、どんな立場であってもクラブの役に立ちたいと心から願い、望んでいる」とコメントした。(c)AFP