【12月29日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ(Michel Platini)会長が28日、シンビン(一時的退出)制度とホワイトカードの導入にふたたび意欲を示した。

 59歳のプラティニ会長は、10月に自身の考えを明らかにしていたが、国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ゼップ・ブラッター(Joseph Sepp Blatter)会長に反対されていた。

 しかしながら、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)で行われた国際会議に出席したプラティニ会長は、制度の導入をあきらめていないことを改めて示した。

「ホワイトカードは新たな取り組みになるし、選手たちの振る舞いにも関係してくる。芝居じみた行為やピッチ上でみせる不満は、サッカーを愛するものには受け入れられない」

「イエロカードのほかに、もう1つのカードがあっても面白いかもしれない」

「ホワイトカードは数分、もしくは5分から10分間ほど選手を一時的に退場にすることができる」

「ラグビーなどのほかの競技からわれわれは学ばなけれなならないと、私は考えている」

 現役時代はフランス代表として活躍したプラティニ会長はまた、より多くの人たちに注目してもらうためにも、オフサイドのルールもより簡潔化する必要があるとの見解を示している。

「オフサイドにはさまざまな種類のルールがある。それは一般の人たちにはわかりにくいし、ルールを理解するのは難しいだろう」

「われわれはテレビの前にいる人たちがオフサイドのルールを理解できるようにする必要がある。そのためにはFIFAを納得させなければならない」

(c)AFP