■クラス・インゲソン(Klas Ingesson

 見事な体格をした元スウェーデン代表MFのインゲソン氏は、10月29日、白血球のがんである多発性骨髄腫との5年の闘病の末になくなった。46歳だった。

 スウェーデン代表が準決勝に進出した、1994年のW杯米国大会がもっとも思い起こされる。インゲソン氏がフィジカルでボールを奪うスキルは、快進撃の要となった。

 代表として57試合に出場し、13ゴールを決めたインゲソン氏は、PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)、ボローニャ(Bologna FC)、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)、シェフィールド・ウェンズデイ(Sheffield Wednesday)などで活躍した。

■アルベルト・エボッセ(Albert Ebosse

 アルジェリア1部リーグ、JSカビリー(JS Kabylie)でプレーしていたカメルーン人選手のエボッセは、8月23日に行われた試合後に亡くなった。24歳だった。エボッセは、前シーズンのリーグ得点王だった。

 アルジェリア側の公式発表によれば、エボッセの死因はスタンドから投げられたスレートが頭部に当たったためとされているが、家族の依頼を受けたカメルーン人の病理学者は、ロッカールームで暴行を受けた結果死亡したと主張している。