【12月28日 AFP】中国国営の新華社(Xinhua)通信は27日、北朝鮮で再びインターネット接続ができなくなったと報じた。

 新華社によると、平壌(Pyongyang )時間の27日午後7時30分(日本時間同)に北朝鮮のインターネットと第3世代(3G)携帯電話のネットワークが使用できなくなり、同日午後9時30分の時点でもその状態が続いていたという。北朝鮮国内にいる新華社の記者たちは、27日は終日インターネット接続が「極めて不安定だった」と伝えた。

 サイバーセキュリティーで定評のある米国のネットワーク監視会社ディン・リサーチ(Dyn Research)も27日は北朝鮮全土でインターネットが使えなくなったとツイッター(Twitter)の投稿で明らかにした。

 新華社の報道に先立つ同日、北朝鮮政府は、一度は上映中止が発表された金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)第1書記の暗殺を描いたコメディー映画『ザ・インタビュー(The Interview)』の上映を促したとしてバラク・オバマ(Barack Obama)米大統領を「サル」と非難するとともに、今月22日に北朝鮮でインターネット接続ができなくなったのは米政府の仕業だと非難していた。(c)AFP