■「バイエルンだけが別次元」

 国内の他クラブにとって、バイエルン戦での勝ち点3獲得は狙ってできるものではなく、どちらかといえば神頼みに近い。

 バイエルンに本拠地で0-4と一蹴されたFCアウクスブルク(FC Augsburg)のマークス・ワインツィアル(Markus Weinzierl)監督は、「バイエルンは別のリーグでプレーしてる。この意見には、みんな賛同してくれると思う」と話した。

 1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)のマルクス・ギズドル(Markus Gisdol)監督も0-4で敗れた敵地での一戦を前に同じ意見を示し、「バイエルンも遅かれ早かれホームで負けるだろうが、ミュンヘン(Munich)では相手が0-4、0-5、0-6で負ける、そちらの方が普通だ」とコメントしていた。

 2011年と2012年にリーグ連覇を達成し、ここ2シーズンもバイエルンに続く2位に入ったドルトムントは、現在は順位表の底から、グアルディオラ監督率いるチームを見上げる状況になっている。

 ドルトムントはプレーメーカーのマリオ・ゲッツェ(Mario Goetze)、ストライカーのロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)と、2シーズン連続で看板選手がバイエルンへ移籍している。チームを率いるユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は、安定して勝ち続けるチームが見たいなら、ドイツのサッカーファンに選択肢は一つしかないと話した。

 クロップ監督は、「とにかく成功を求めるなら、行き場所は一つしかない。バイエルンのファンになるべきだ」と冗談交じりにコメントした。

 クロップ監督は2013年4月、グアルディオラ監督がバイエルンの指揮官に就任する2か月前の時点で、現状を予言していた。

 そのシーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2012-13)決勝で、バイエルンに1-2と敗れる直前、クロップ監督はドイツメディアから、ブンデスリーガもスペイン1部リーグのように、つまりレアル・マドリード(Real Madrid)とFCバルセロナ(FC Barcelona)の2強がリーグを席巻するようになるのかとの質問を受けた。

 ところがこの質問に対し、クロップ監督は、ブンデスリーガはスコットランド・プレミアリーグのようになっていくだろうと正確に予言してみせた。同リーグは、2012年にグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)が破産して降格して以降、セルティック(Celtic)が3連覇を達成している。

 2013年4月、リーグでは2位ながらバイエルンに勝ち点20差をつけられていたクロップ監督は、「バイエルンと同じ船に乗れ、と周りが言うのは結構だが、来シーズンからスペイン1部リーグのような状況になるとは思わない。スコットランドに近くなるだろう」とコメントした。

 ここまでリーグ最多得点を挙げているフランクフルト(Eintracht Frankfurt)のアレクサンダー・マイアー(Alexander Meier)でさえ、得点王のトロフィーは、最終的にはミュンヘンへ行くと考えている。

「得点ランキングは見ない。タイトルがバイエルンの誰かのものになるのは間違いないからね」

(c)AFP