■一列に並ばされ撃たれる

 カーンさんによると、男は8人解放すると言い、「解放してほしい者は手を挙げろ」と言った。クラスのほぼ全員が手を挙げた。

「男たちは生徒8人を選び、クラスの前の黒板のそばに壁側を向いて立たせて、私たちに8人の方を見るように命令した」とカーンさんは振り返る。

 屈強な男が教師を椅子に座らせ、教師にこう言った。「大切な人が死ぬのを見ろ。われわれの愛する人たちも同じやり方で殺されているんだ」

 武装した男らは並んでいた生徒たちに発砲し、生徒たちは床に崩れ落ちた。死んだ人もいたが、痛みにうめき声をあげてもだえ苦しんでいる人もいた。

「ドアのそばに立っていた別の男がこう言った。『おれはもう8人欲しい。それで次は誰が死ぬんだ』。誰も手を挙げなかった。それで男は生徒をクラスの前に引っ張って行こうとした。けれど生徒たちはお互いに強くしがみつきあって、引っ張られないようにした」

 生徒たちが必死に抵抗していると、武装犯の1人が仲間のほうを振り返って、軍が近付いてくる音が聞こえたから立ち去るべきだと言った。

「男たちはぼくたちに無差別に発砲してから立ち去った。ぼくは肩に2発当たった。ネクタイで出血を止めようとしたけれど、意識を失った」