【12月9日 AFP】独航空大手ルフトハンザ航空(Lufthansa)では、中東の富裕層の狩猟愛好家に人気のあるタカやハヤブサの機内持ち込みを近く許可する方針だ。

 同社の8日の発表によると、鳥かごを乗せられる「ファルコン・マスター」という特別なトレー状の装置を新たに用意し、来年後半ごろからハヤブサなどの鳥の機内持ち込みを可能にする。同社の技術部門ルフトハンザ・テクニーク(Lufthansa Technik)は「タカ狩りは中東の多くの国でとても人気がある。当部門のVIP・エグゼクティブ向けサービスで開発される『ファルコン・マスター』によって、ハヤブサやその他の鳥類と一緒に搭乗できるようになる」と発表した。

 ルフトハンザの広報担当者によれば、装置自体は現在設計中で、機内での使用許可を当局から得るまでに6~9か月かかる。ルフトハンザが使用しているエアバス(Airbus)やボーイング(Boeing)社製などすべての機体の座席に設置できるよう装置の高さ、奥行きなどは調整可能な設計だという。(c)AFP/Frank ZELLER