【12月9日 AFP】サッカー元イングランド代表のギャリー・リネカー(Gary Lineker)氏は、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督に暴言を浴びせるアーセナル(Arsenal)のサポーターを「うんざりするほど無礼で許しがたい」と批判した。

 アーセナルは6日、敵地で行われたストーク・シティ(Stoke City)戦に2-3で敗れており、心ないサポーターがベンゲル監督に暴言を吐く様子が映像に収められた。

 アーセナルは首位チェルシー(Chelsea)と勝ち点13差を離されることになったものの、これが1996年からチームの指揮を執っているベンゲル監督を責める理由にはならないとリネカー氏は言う。

「ベンゲルの映像を見た」とツイッター(Twitter)に投稿したリネカー氏は、「うんざりするほど無礼で許しがたい。試合結果とは関係ないことだ」と不快感を示した。

 このツイートは、リネカー氏のフォロワーによって5000回以上リツイートされた。

 65歳のベンゲル監督は、アーセナルを3度のリーグ制覇に導き、就任後の最初の9年間でFAカップ(FA Cup)で4度の優勝を経験。しかし、昨季のFAカップ(FA Cup 2013-14)制覇は、2005年以来の戴冠となった。

 フランス出身のベンゲル監督に対しては、退任を要求するバナーが掲げられるなど、ここ最近さらに風当たりが強くなっている。(c)AFP