【12月7日 AFP】酒気帯び運転により米国水泳連盟(USA Swimming)から6か月の出場停止処分を受けた競泳男子のマイケル・フェルプス(Michael Phelps)が、来年8月のW杯フランス大会で復帰することになった。

 フランス水泳連盟(FFN)の会長が明かしたところによると、フェルプスは2015年8月15日と16日にパリ(Paris)近郊のシャルトル(Chartres)で開催される同大会にエントリーする。

 同会長は、現在カタールのドーハ(Doha)で開催中の第12回世界短水路選手権2014(FINA Short Course World Swimming Championships 2014)で、国際水泳連盟(FINA)のデイブ・ニールバーガー(Dave Neilburger)副会長から出場を聞かされたと語った。

 五輪で通算18個の金メダルを獲得しているフェルプスは、地元である米ボルティモア(Baltimore)のトンネル内でセンターラインを越える速度違反と酒気帯び運転により起訴され、10月6日に6か月の出場停止を受けていた。

 練習の続行は許可されているフェルプスだが、米国水泳連盟が認可する大会には、来年3月まで出場することができない。

 8月に行われたパンパシフィック水泳選手権(Pan Pacific Swimming Championships 2014)で三つの金メダルを獲得し、世界選手権の代表での地位を固めたフェルプスだったが、連盟との取り決めにより来年8月にロシア・カザニ(Kazan)で開催される第16回世界水泳選手権(16th FINA World Championships)には米国代表として出場しない。(c)AFP