独ドキュメンタリー番組、ロシアの国を挙げたドーピング事情暴く
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■99パーセントの選手がドーピング
ユリアはそれを証明するように、陸上のアレクセイ・メルニコフ(Alexei Melnikov)コーチら、役人の行動を追った映像の存在を明かした。この中には、ユリアがアナボリック・ステロイド(anabolic steroid)を勧められるシーンも含まれている。
ビデオの中では、円盤投げの女子選手が「ほとんどの選手がドーピングをしている。99パーセント位がね。そしてすべてを手に入れるの。検出率が低いほど、値段は高いわ」と話している。
ヴィターリーさんは、ロシアの政府機関がRUSADAの検査を管理しているとしており、無名の選手であればドーピング違反を摘発できるが、名の知れた選手については見て見ぬふりだという。
RUSADAのニキータ・カマエフ(Nikita Kamayev)マネジングディレクターは、すでにこの疑惑を一蹴している。