【12月4日 AFP】2015アフリカネイションズカップ(2015 The Africa Cup of Nations)の組み合わせ抽選が3日、赤道ギニアのマラボ(Malabo)で行われ、2度目の大会制覇を目指す南アフリカは厳しい組み合わせとなった。

 1996年に同国唯一のネイションズカップ優勝を果たしている南アフリカは、来年1月17日から2月8日にかけて赤道ギニアで開催される大会でガーナ、セネガル、アルジェリアと同じグループCに入った。

 ガーナとアルジェリアは、今年行われたW杯ブラジル大会(2014 World Cup)で初めてグループリーグを突破し、アルジェリアは決勝トーナメント1回戦で大会優勝国ドイツと延長戦の末に敗れている。

 一方、ガーナは通算4度の優勝を誇りながらも1982年大会を最後にタイトルから見放されており、就任したばかりのアブラハム・グラント(Avram Grant)新監督は早くも試練に直面することになる。

 そのほかのグループでは、エボラ出血熱の流行を懸念したことで開催地をはく奪されたモロッコに代わり開催国となった赤道ギニアは、比較的楽な組み合わせとなった。

 赤道ギニアは大会開幕戦でコンゴと対戦し、その後は2012年大会を共催したガボン、そして2013年大会ファイナリストのブルキナファソと同じグループAに入った。

 大会出場国の中でエボラ出血熱の流行に最も影響を受けた3か国の1つであるギニアは、グループDに入った。大会通算11回目の出場で、最高成績は1976年大会の決勝進出となるギニアは、決勝トーナメント進出をかけてアフリカの強豪コートジボワールと古豪のカメルーン、そしてマリと対戦する。

 2012年大会で優勝したザンビアは、コンゴ民主共和国、カボベルデ、そしてチュニジアと同じグループBとなった。(c)AFP