【11月23日 AFP】ボクシング、WBO世界ウエルター級タイトルマッチは23日、マカオのコタイ・アリーナ(Cotai Arena)で行われ、マニー・パッキャオ(Manny Pacquiao、フィリピン)が判定の末3-0(119-103、119-103、120-102)でクリス・アルギエリ(Chris Algieri、米国)を下し、王座を防衛した。

 パッキャオは12ラウンドの間に6度ダウンを奪って判定で圧倒的な結果を残した。

 WBOライトウエルター級王者でここまで無敗のアルギエリは、序盤から圧倒され、8階級を制したパッキャオから2回にはスリップのようにみえたものの2度のダウンを奪われた。

 パッキャオが自在にパンチを繰り出す中、素早い動きのアルギエリは走り回って、激しい攻撃から逃げたが、パッキャオは6回に攻めのスイッチを入れると左ストレートを見舞ってダウンを奪った。

 アルギエリはカウント内に立ち上がったものの、直後にはあらゆる方向からの連打を浴びて、膝をついた。これを何とか耐えきったアルギエリだったが、9回と10回にもダウンを奪われた。

 パッキャオは「満足だ。ベストを尽くした。ノックアウトを狙ってはいたが、彼は素早く、動き続けていた」とコメントした。(c)AFP