【11月20日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は19日、家庭内暴力について罪を認めたシャーロット・ホーネッツ(Charlotte Hornets)のジェフ・テイラー(Jeff Taylor)に対し、24試合の出場停止処分を科した。

 米スポーツ界では、NFLのレイ・ライス(Ray Rice)事件をはじめ、フィールド外における選手の不祥事が相次いでおり、その名声に泥が塗られる状況となっている。

 コミッショナーを務めるアダム・シルバー(Adam Silver)氏は、3ページにわたる声明の中で、リーグは「家庭内暴力について、警戒することを誓約する」とコメントしている。

「今回の処分は、NBAの利益と世の中からの信頼を守るために必要な処置だ」

「テイラーの行為は、法令を破るものであり、私個人の見解としても道徳の規準にそぐわず、NBAに悪影響と害をもたらすものである」

 すでに11試合の処分を消化している25歳のテイラーだが、さらに12月17日のフェニックス・サンズ(Phoenix Suns)戦まで出場資格が剥奪されることになる。

 テイラーは10月、軽度の家庭内暴力とホテルの所有物に大きな損害を与えた問題について罪を認めていた。

 18か月間の保護観察処分を言い渡されたテイラーは、26週間にわたる家庭内暴力介入プログラムを受けなければならない。

 NBAは、テイラーが9月25日に米ミシガン(Michigan)州イーストランシング(East Lansing)のホテルで、交際していた女性と口論となり逮捕された事件について調査を行い、今回の処分を決定した。(c)AFP