【11月4日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)は3日、ミネソタ・ティンバーウルブズ(Minnesota Timberwolves)のケビン・マーティン(Kevin Martin)に対し、試合中に「下品なジェスチャー」を行ったとして罰金1万5000ドル(約170万円)を科したと発表した。

 マーティンは、1日に行われたシカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)戦の試合時間残り1分37秒の場面で、チームに102-100のリードをもたらす3ポイントシュートを決めると、その成功を祝うジェスチャーとして、ベンチに向かって股間を手で覆った。

 このジェスチャーは、元ティンバーウルブズのサム・キャセール(Sam Cassell)によって有名になったが、NBAは明らかに排除の意向を示している。

 最近の2年間では、これに類似した行為により、マルコ・ベリネリ(Marco Belinelli)、アンドレイ・ブラッチ(Andray Blatche)、カロン・バトラー(Caron Butler)、ジャミーア・ネルソン(Jameer Nelson)が、NBAから罰金処分を受けている。

 地元紙「セント・ポール・パイオニア・プレス(St. Paul Pioneer Press)」の記者は、マーティンのジェスチャーについて、試合で「最も楽しい瞬間」と称したが、リーグはいかなる娯楽性の価値も認めなかった。

 NBAは短い声明文で、「NBAは3日、シカゴ・ブルズ戦で下品なジェスチャーを行ったとして、ミネソタ・ティンバーウルブズのケビン・マーティンに罰金1万5000ドルを科した」と述べた。

 マーティンは、この試合で今季自己最多の33得点を記録したが、勝負はブルズが106-105で制した。(c)AFP