ワウリンカといざこざ解決したフェデラー、残る懸念は腰の故障
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■「確率の話はできない」
それよりも心配なのは、33歳のフェデラーが長らく抱えている腰の故障だ。
18日夜の段階で、フェデラーは久々のクレーコートで練習を行うことができない。シングルスは、21日に開幕するデビス杯の初日に行われる予定となっており、出場できる可能性について、フェデラーは「答えることは不可能だ。コートに出て調子を見ない限り、何とも言えない」と返答した。
「少しずつ良くなっている。でも、1か月待てるわけじゃない。時間はあまりないのだから、できることはやっている。でも、確率の話はできない」
フェデラーの欠場は、デビス杯初制覇を目指すスイスにとって致命傷だ。
世界ランク4位のワウリンカを擁するスイスとはいえ、ダブルスを戦うマルコ・チウディネリ(Marco Chiudinelli)/ミヒャエル・ラマー(Michael Lammer)組は、シングルスのランキングでそれぞれ212位と508位となっている。
フランスチームを率いるアルノー・クレマン(Arnaud Clement)監督は、フェデラー不在のスイスチームなど想定していなかったとコメントしている。
「この10日間、フェデラーとワウリンカを中心に据えるスイスチーム対策をしてきた」
クレマン監督は、初日のシングルス2試合で誰を起用するのかは決めていないとしているが、ジョーウィルフリード・ツォンガ(Jo-Wilfried Tsonga)とリシャール・ガスケ(Richard Gasquet)が出場する可能性が高い。(c)AFP/Allan KELLY