【11月17日 AFP】男子ゴルフ世界ランク1位のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)が16日、2014年のレース・トゥ・ドバイ(The Race to Dubai)総合優勝を確実なものにし、今季のヨーロピアンツアー賞金王に輝くことが決まった。

 マキロイは、トルコのベレク(Belek)で行われていたトルコ航空オープン(Turkish Airlines Open)に出場することなく優勝を決めており、欧州ツアー最終戦のDPワールドツアー選手権(DP World Tour Championship)で誰が優勝しても、第143回全英オープン(The 143rd Open Championship)と第96回全米プロゴルフ選手権(2014 PGA Championship)を制したマキロイの賞金総額を上回ることはできない。

 マキロイが総合優勝を飾るのはここ3年で2回目。25歳で2度目の賞金王に輝くのは、史上最年少の快挙となっている。

 2012年、マキロイは第94回全米プロゴルフ選手権(2012 PGA Championship)とDPワールドツアー選手権で優勝し、欧州ツアーの王者に輝いた。

 今季、5月のBMW・PGA選手権(BMW PGA Championship 2014)から勢いに乗ったマキロイは、全英オープン、全米プロゴルフ選手権の間に、世界ゴルフ選手権2014(World Golf Championships 2014)第3戦のブリヂストン・インビテーショナル(Bridgestone Invitational 2014)でも優勝し、3大会連続でトロフィーを掲げた。

 マキロイは、今週開幕する欧州ツアー最終戦のDPワールドツアー選手権で、2年前と同様に有終の美を飾りたいと意気込んでいる。

「今季は僕のキャリアの中でも群を抜いて素晴らしいシーズンでした。レース・トゥ・ドバイで2度目の総合優勝を飾るのは、感慨深いものがあります」

「全英オープンから全米プロゴルフ選手権までの4週間は、人生で最高の時間だった。このおかげで、本当にレース・トゥ・ドバイで優勝したのだと思えます」

「2年前に初めて総合優勝を果たしたときは、素晴らしい気持ちでしたが、今の方が完成した選手に近づいていると思いますし、全体的にレベルアップしたように感じます」

「今季は試合と体作りを含めて、本当に頑張りました。最後にご褒美がもらえるのはうれしいですね。次戦に向けてのプレッシャーは軽くなりましたが、高い位置でシーズンを締めくくれるように全力で頑張ります」

(c)AFP