【11月18日 Relaxnews】英国と欧州大陸を結ぶ高速鉄道ユーロスター(Eurostar)に来年、導入される最新鋭の車両「e320」が、ユーロスター開業20周年を翌日に控えた13日、英ロンドン(London)のセントパンクラス駅(St Pancras Station)で報道陣にお披露目された。

 ロンドンと仏パリ(Paris)や仏北部リール(Lille)、ベルギー・ブリュッセル(Brussels)、スイス・ジュネーブ(Geneva)、フランスアルプス(French Alps)を、名前の由来になった最高時速320キロで結ぶ。座席と座席の間のスペースや荷物置き場も広く取っており、人間工学に基づいて設計されたリクライニングシートも備え、無料のWi-Fiサービスも提供される。

 移動時間の短縮に加え、1編成あたりの乗車定員は900人と20%増えた。運行開始は2015年末の予定で、合計で17編成が導入される。内装と外装は、高級車デザインで有名なイタリアの「ピニンファリーナ(Pininfarina)」が手掛けた。(c)Relaxnews/AFPBB News