【11月4日 AFP】日本のウイスキー「山崎シングルモルト・シェリーカスク2013(The Yamazaki Single Malt Sherry Cask 2013)」が世界最高のウイスキーに初めて選出された。3日発売の英ウイスキーガイドブック「ワールド・ウイスキー・バイブル2015(Whisky Bible)」で発表された。スコッチウイスキーは、上位ランキングから外れた。

 山崎について著者のジム・マーリー(Jim Murray)氏は、「重厚でドライ、スヌーカーボールのようにまろやか」と評価し、100点中97.5点を与え、歴代の最高点と並んだ。

 2位~4位はそれぞれ、ウィリアム・ラルー・ウェラー(William Larue Weller)、サゼラック・ライ18年(Sazerac Rye 18 Year Old)、フォアローゼス(Four Roses)と米国原産のバーボンが占めた。

 日本では1920年代から、商業用ウイスキーの生産が行われている。英スコットランド(Scotland)グラスゴー(Glasgow)でウイスキーづくりを学んだ日本人留学生、竹鶴政孝(Masataka Taketsuru)氏が、スコットランド人の妻とともに帰国し、山崎蒸留所(Yamazaki Distillery)の創業にかかわった。(c)AFP