【10月29日 AFP】米ジョンズ・ホプキンス大学(Johns Hopkins University)のシンクタンク、米韓研究所(US-Korea Institute)は28日、商用衛星が最近捉えた画像の分析により、北朝鮮が潜水艦または水上艦から発射する弾道ミサイルの開発を目的とした発射台を、北東部・新浦(Sinpo)の造船所に建設したことが分かったと発表した。

 同研究所はウェブサイト「38ノース(38 North)」上での発表で、北朝鮮が潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を入手すれば、敵国の攻撃に対抗しうる反撃用の核装備となる可能性があるものの、これに必要な技術を入手するまでには「数年」がかかるだろうと指摘した。

 また、これまでの分析の結果では、北朝鮮が潜水艦用にどのミサイルシステムを採用する考えであるかを判断するのは困難だとし上で、既存の中距離弾道ミサイル「ムスダン(Musudan)」や「ノドン(Nodong)」のような大型の液体燃料ミサイルは、潜水艦に搭載するのは難しいと指摘している。(c)AFP