■より多くの女性コーチを

 キング氏は、「男性と女性がせっかく一緒の世界にいるのだから、お互いを尊重すべきだと思います。そうすればみんなが幸せ。誰も損はしないでしょ。その方が、みんなのためになると思うわ」と続けた。

「それが、プロテニス立ち上げのときに男性陣に伝えたかったことですが・・・彼らは興味を示していませんでした。みんな、私の気が変になったと思っていたみたい。今でもそうです。私が言いたいのは、お互いを尊重するのはとても重要だということです」

 70歳のキング氏が、ツアー参戦初年度に獲得した約3300万円という賞金は、今やWTAツアー選手権のラウンドロビン2勝で得る金額とほぼ同額である。また、今シーズン90か国以上から2500人が参戦しているWTAツアーの賞金総額は、史上最高の1億1800万ドル(約127億5000万円)となっている。

 それでもキング氏は、元女子テニス選手のアメリー・モウレズモ(Amelie Mauresmo)氏を新コーチに指名したマレーが、変わり者とみられたような状況を、変えていく必要があると話した。

「より多くの女性コーチがいたら、状況は進展すると思います。人的資本をないがしろにすると、多くの機会を逃します」

「コーチを全員女性にして、男性が一人もいないのと同じこと。それはそれで間違っているでしょう」

 キング氏は同時に、男子テニスでは禁止されている、試合中のコーチングを解禁すべきだと話した。コーチ陣は、プレーヤーズボックスから暗号を送る姿がよく見られる。

「男女ともにコーチングが行われるべきだと思います。また、サインを送ることも許可されるべきです。いずれにしろスタンドからやっているんですから」

「それが私たちのすべきことだと思います。セット間にも待つ必要はないと思うわ。話すべきことがたくさんあるんですもの。コーチにもっと敬意が払われれば、非常に良いことだと思います」

(c)AFP/Roberto COLOMA